大花延齢草(多弁)

サヴァイバー

2018年03月23日 13:03





【大花延齢草】
北海道〜九州に分布するユリ科エンレイソウ属の多年草です。
内花被・外花被・葉が3で構成されている一風変った特徴を持っています。
学名の Trillium camschatcense のTrilliumは「3の百合」といった意味です。
 
なのですが、何かが変ですね~。
内花被・外花被・葉が4で構成されている「掟破り」のオオバナエンレイソウです。
2014年5月11日に出会いました。
エンレイソウは沢山育て、沢山見てますが、4枚はこの1株のみ。
出会ったのはたったの一度です。
学名の命名者が最初にこれを発見してたら、名前変わったかもしれませんね。
tetrallium camschatcenseてな感じでしょうか?
 
さて、では最初にこれを発見してたら?

2012年5月30日に出会った花弁6枚のオオバナエンレイソウです。
長万部町(オシャマンベチョウ)の町道の脇に咲いていました。
隣に写っているのは同じ球根から出て居た普通の花です。
エンレイソウ類は大きくなると同じ球根から2本出て来る事が多く、時には3本出たりします。
4本以上出て居るのは見た事無いですが、もしかしたら・・・あるのかもしれまぜん。
で、1本は花弁3枚でもう1本が花弁6枚。
( ̄~ ̄;)??植物って不思議ですね。

こいつの学名はhexallium camschatcense でしょうかね。
6枚に出会ったのは2回。
もう1株の方も2本出て居て、1本は普通のでした。
もしかしてちょいちょい間違ってさいちゃうのでしょうか?

で、置いといて。
これ延齢草の白花(アルビノ)なんじゃ?って思った人(^o^)/
残念ですが、違います。
それはこうなります。


2014年5月10日に見つけたアルビノです。
(#^.^#) エヘッ 安いデジカメでアップにしようとしてボケてしまいました。
雰囲気だけお楽しみ下さい。テヘペロ。
 
アルビノは花弁4枚・花弁6枚に比べるとそこそこあります。
「4枚:物凄く珍しい、6枚:凄く珍しい、アルビノ:かなり珍しい」といった印象です。
アルビノは劣性遺伝なので普通の花と交配すると元の色に戻ってしまいます。
でもアルビノ同士で受粉すると子供は100%アルビノなので、見つけた場所には10数株まとまって咲いていました。
 
大花延齢草過去記事はこちら⇒西熱郛の植物 ミヤマエンレイソウ 
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苗をお探しの方は⇒北の山菜 エンレイソウ(白花系)苗


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